小林です。
本日は、樹木が立ち続けていられる事の秘密を、ちょっとイメージしてみました。
モデルは、濡れた布を固く絞ったイメージです。
樹木には針葉樹(杉・桧等)や広葉樹(桜・ケヤキ等)がありますが、
それぞれ、地上の幹・枝と、地中の根が同じように伸びて、それぞれバランスを保っているそうです。
根っこが広がる広葉樹の方が、土をしっかりつかむので、昔から、川の護岸には、桜などの広葉樹が植えられていますよね。
そして、幹の断面の構成ですが、木部(赤身と白太)と形成層(樹木の成長している部分)、樹皮、となっています。
形成層は、樹皮のすぐ内側の、厚さは数分の1ミリほどの薄い層です。
樹木は根から養分・水分を吸収し、白太を上昇して葉に至り、
光合成で新たな養分に変わり、樹皮部分を降下して形成層に供給され、細胞が『らせん状』に増殖するそうです。
この細胞が、外周側(樹皮の側)では幹を締め付けるような力が、
上下方向では引っ張り合う力が常に蓄えられて、強風などにも抵抗しているらしいです。
私のイメージとしましては、前述しましたように、布は、
『濡らして固くしぼれば自立できる』ことと同じ原理かなあと思っています。
赤身と白太の話は、またあらためて、書かせていただきます。