木材の脱臭・消臭について

木材の脱臭・消臭について

木材の脱臭・消臭について

2019年08月04日
テーマ
雑学

小林です。
毎日暑いですね。
昼間はちょっと木陰でお休みしたいですね。

本日は、木材の脱臭・消臭効果について、体験談をもとに書かせていただきます。

まず、匂いについてですが、私は、空気中の水分と非常に関係していると思います。
湿気の多い空間では匂いを強く感じますし、夕立の降り始め、ほこりの匂いを感じますよね。
また、ポケットの中のちょっと湿ったハンカチを夜洗濯機に入れるとき、その日の周りの匂いがたくさんのこっていますよね。

また、脱臭と消臭では、脱臭とは空気中の匂いの粒子を取り除くことで、消臭とは空気中の匂いの粒子はそのままで、
代わりに異なる香りを発生させることをいいます。

よく言われるのは、桧の消臭の効果で、ヒノキチオールという木の油成分を発散させると、桧の香り成分が消臭や防臭に効果を発揮するといわれてます。

また一方、脱臭に関しましても、桧の材油は亜硫酸ガス、ヒバの材油はアンモニアに対し強い効果を示します。
(ちなみに殺虫作用としてはクスノキの樟脳が有名ですが、ヒバ、桧もシロアリに対し強い抵抗力をもっています。)

私の経験では、杉の脱臭効果が凄かったというエピソードがあります。
むかし、ある大工さんの作業場のトイレが、カベ・天井が杉板の手作りのポットン便所でしたが、
トイレの匂いは全くせずに、杉のいい匂いがしているのには、ビックリしました。

また、木材を運んだりの外作業で、汗びっしょりになったシャツをそのまま木材に立てかけて乾かすと、
数時間後、木のいい香りがたくさんついて、(多分殺菌もされていたと思いますが。。。笑)
乾かして再び着ると、本当に気持ちがよかったです。
これは、脱臭+消臭の二重の効果ではなかったかな?と思っています。

また、木材の話の続きは次回にさせていただきます。

みなさん、暑さや台風には、どうかお気をつけくださいね!

木陰.png

ブログ一覧へ戻る
同じテーマの記事