小林です。
またまた台風がちょっと心配ですね。
本日はシロアリの話をちょっとだけさせていただきます。
シロアリは、実は蟻ではなくて、ゴキブリの一種になります。
アリとの見分け方は、
1. 触角が蟻の触角が『くの字』状ですが、シロアリは真珠のネックレスの様に数珠状です。
2. 翅(ハネ)が、蟻の翅は前翅が後翅より大きいのに対して、ソロアリの翅は4枚ともほぼ同じ大きさで、同じ形です。
3. 蟻は腰の部分が細くくびれていますが、シロアリはくびれは無く、ずん胴です。
また、シロアリは日本には主に3種、生息しています。
1. ほぼ日本全土に分布して、湿潤を好むヤマトシロアリが、昔からのシロアリで、主に床下等の被害が多いです。
2. それに対して、千葉県以西の海岸線に分布しているといわれるイエシロアリは、家全体を加害してしまいます。
木材以外にも断熱材や、場合によってはコンクリートや金属をも加害してしまいます。
乾燥した木材でも、近くから水を運んできて、湿しながら食べてしまいます。
私も以前補修させていただいた現場では、台所の屋根のトップライトの下辺にたまった水を補給減として、
冷蔵庫の裏の壁(温かいからでしょうか?)の中に、大きな巣を作り、浴室廻りの材や、外国材を食べていました。
3. 近年はもう一種、水や巣を必要とせずに、乾燥した木材でも加害する、アメリカ乾材シロアリの被害も増えています。
シロアリに対しては、自然乾燥の赤身(心材)が外敵から自信を守る樹脂が蓄えられていて、特に強いといわれていますが、
また、シロアリに関しての諸々の詳しい話は、別の機会ににさせていただきます。
これから台風のシーズンになってきますので、皆さん、どうかお気をつけくださいね!