設計の小林です。
本日は、大牟田の友人のお寺の庫裡をリフォームさせていただきました時の写真です。
コンクリート造の建物の一部に寝室や和室の長い空間がLDKに隣接してありました。
その長い空間をワンルームとして、壁・天井を杉板とし、
壁と天井の境目をアールとすることで連続させました。
(本堂の天井の廻りもアールの板がよく張ってありますね。)
長さも長いので、船の底のような、あるいは大きなタルの中のような、
木に包まれた、柔らかくて、水平的にも長いモダンな空間ができました。
また、コンクリート造なので、隣接するLDKとも開口が広く(長く)取れるので、
そこには、6枚の木製の建具を建てて、全部引き込めるようにしていますので、
場合によってはLDKと一体でも使えます。
その6本溝の幅広の鴨居が、空間に水平ラインを強調しています。
アールの天井は、光も柔らかく、とてもきれいです。