『With』通巻100号発行のご挨拶

『With』通巻100号発行のご挨拶

『With』通巻100号発行のご挨拶

2019年05月23日
テーマ
With お役立ち情報誌

「With」とは ~とともに、~と一緒にといった意味ですが、いい建物とはお客さまと想いを同じくし、
「一緒に造りましょう」という気持ちがあってこそいい建物が出来ます。

30年ほど前になりますが、福岡市内の遊技場建設を専門とする建設会社に就職しました。
とにかく遊技場建設は時間との戦いで、一日でも早く工事を終わらせ開店をさせること、工期の遵守は絶対でした。
そのため休日もなく毎日夜中の1時、2時に帰ることが数か月続きます。
そのような環境にあって身なりに気を配る余裕もなく髪の毛は伸び放題現場に向かうのがやっとの状態でした。
どんなに過酷な現場であっても、数か月後には竣工を迎え引き渡しの日がやってきます。
「やっと終わった!これで休める。」これが率直な感想です。
その一方で無事に建物を引き渡せたことで依頼主である社長さんから「よくやってくれた。本当にありがとう!」この言葉と握手をしていただいたその手の感触は今でも忘れることができません。
工事中の打ち合わせはもちろん、現場への激励にもよくおいでいただきましたし、まだ自分が当時は駆け出しのころで社長さんからよく叱られもしました。
しかしその関係性がこの建物はオーナーと共に一緒に造ってきたという思いをより一層強くしてくれました。 

『With』は、お陰様で今回発行の2019年5月号で通巻100号を迎えることができました。
一年間で6回の発行しておりますので、17年目になります。

創刊をした理由は、多くのお客さまになかなかお会いする事もままならない、いつまでも身近な頼れる存在であり続けたい。
そして、建物を引き渡してからが本当のお付き合いと考えている私たちのそんな想いがこのタイトルに込められています。

弊社のビジョンの一文に「木造家屋関する知識と技術で、お客さまに寄り添ったサービスを提供します。」とあります。
その意味は、住まいのお困りごとに丁寧に対応し、その家に長く住んでいただく為のサービス(知恵や技術)を提供する事。
「With」はその役目を果たしていくツールであるとも思っております。

創刊からこれまでFAXやお手紙など多くの励ましのお言葉をいただきました。
それが何よりの励みになります。
どうぞ皆様におかれましては、引き続きご愛顧・ご協力を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

令和元年5月 吉日
株式会社 江田建設
代表取締役 江田明弘

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