小林です。
田植えの季節になってまいりましたね。
先日、樹木と水の関係について書かせていただきましたので、今回は、土と木と水の関係についてちょっとだけ。
『森林はなぜ大切か?』というたくさんの理由の一つに、『土壌を守る』という事もあります。
土壌は日本のように雨季が集中する国でも、(森林や水田と共に)水を貯え、
一年中、水を蓄えて、河川や、そして我々にも水を供給してくれてます。
また、汚物などの処理もしてくれてますよね。
そして、この土壌を作ってくれて、また根で守ってくれているのが森林です。
土壌の成り立ちについては、今から3億5000年前、岩だらけの陸地に海から上がってきて、
岩と岩との隙間に食い込んで、岩同士を繋ぎ留めながら、のちに徐々にできてきたそうです。
そして土ができると、そこから緑が生えて、その木はさらに岩石を繋ぎながら土になっていく。
こうして緑と土はお互いに助け合いながら地表を覆っていき、水が陸地でも蓄えられるようになったという事です。
水、木、土、これらはどれかが一つ無くなっても、国土は砂漠化してしまいます。
日本は米作りを中心として、そのためにも森林を守り、木を伐ってはまた植えることで、
この豊かな環境を形成してきた歴史があるんですね。
神様と自然の恵みに感謝ですね。