住宅の重心の求め方

住宅の重心の求め方

住宅の重心の求め方

2019年10月27日
テーマ
雑学

小林です。
本日は、住宅の重心の求め方について書かせていただきます。
住宅の重心とは、その一点で下から支えたらぐるっと廻り360度、やじろべえのようにちょうどまっすぐに釣り合うような点です。
この重心は、構造の検討の際にも耐力壁(例えば筋交いのある壁など)のバランスの中心である剛心と、
この重心ができるだけ近いほうが構造的に安定しますので、その検討・確認のために求めたりします。
また、家相を調べる際にも、この重心を中心に、考えられるようです。
よって、たびたびその重心を求めますが、本日はその簡単な方法のご紹介です。
(現代はCADソフトにその機能があればすぐ求まります)
まず平面図をダンボールなどの厚紙に貼って、その形で切り抜きます。
2階建ての場合はそれを2枚重ねて貼ります。
そして、それを3角形の断面の棒(私たちは三角スケールという定規を使います)の上でおいて、
それが棒の左右で釣り合うところで印をつけて、その線を一本引きます。
次に、その線と別の角度で、再度3角形の棒の上において、同様に釣り合うところでもう一本の線を引きます。
そしてそれらの2本の線が交わった点がこの建物の重心のおおまかな位置という事になります。
私もCADが無かった時代はこのようにして求めていました。
皆様も、もしよろしければ、試してみてくださいね。

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