設計の小林です。
前回の続きで鳥栖の永吉の御宅のウッドバルコニーの写真です。
2階部分と1階部分の両方にあります。

特に、2階は建具を木製にして、開放したら壁に引き込まれるようにしています。
1か所あたり雨戸3枚、網戸３枚、ガラス戸3枚そして障子3枚の合計12枚の建具が壁や戸袋に引き込まれますので、戸袋の厚さが結構なボリュームになっています。

また今回は2階を床とテラスをフラットで納めていますので、
降り込んだ雨が伝わって1階の壁に伝わらないように、
板金水切りを特殊な作り方として雨漏りがしないように細心の注意を払って作りました。

そのおかげで内部、バルコニーそして外部へと連続して感じられる気持ちの良い空間ができました。

1階のテラスも、冬場の日向ぼっこや夏の日陰空間としても気持ちがいいです。

また次回は別の作品をご紹介させていただきます。