設計の小林です。
今回も、昔設計させていただきました、
柳川の家の続きを、ちょっとだけ、書かせていただきます。
1階のリビング・ダイニングの開口部は木製サッシや内障子を引き込みとしていますので、
全部開放すれば、低い軒、ウッドデッキに囲われた、木の額縁の中の、
一幅の、奥行きのある絵のような空間が現れます。
また、棟上げ時の写真を載せておりますが、
伝統的な木造技術を用いて、
主要な部分の柱をい大きくし、開口部の上や下に『差し鴨居』というもう一つの桁を取り付けています。
そして、外壁廻りには、『貫』を通し、地震や台風の力も建物全体に伝わって、分散され、
柔らかくて粘り強い『柔構造』としています。