設計の小林です。

本日は、ちょっとだけ瓦屋根のお話を。

屋根材にはいろいろありますが、どんな屋根材でも、その下に、
防水のためのルーフィングというものを敷きます。

このルーフィングが、雨漏りを防ぐための、『最後の砦』の層になるので、大変重要です。

最近ようやく、このルーフィングの性能や寿命が注目されはじめています。

ルーフィングが劣化すると、その補修のためには屋根材を葺き替える必要がでてくるので、
その寿命は大変重要になります。

ここで、再注目されるのが、波型の瓦の屋根の形状です。

瓦はルーフィングの上に敷いた木の横桟にとめていきますが、
波型の瓦はその形状から、ルーフィングとの間に隙間ができるので、
熱い夏にも、ルーフィングを過度に熱することがないので、
その寿命を長持ちさせることができます。
（木の桟の存在も、瓦とルーフィングが直接接することを防いでいます。）

またこの空気層の存在は、、建物内部にも、熱気をダイレクトに伝えることを抑制していることは言うまでもありません。

瓦屋根を、ちょっと見直してみませんか？