木と水田のはなし その1

木と水田のはなし その1

木と水田のはなし その1

2021年06月28日
テーマ
雑学

設計の小林です。
連日の投稿です。

これから数回にわたり、木と水田の話をさせていただきます。

本日は、イントロとして、2つの事を書かせていただきます。

まず第一には、日本の地形は、大陸に比べて、平地が少なく、急な山地が多いという事です。
そしてさらに、川は短く、雨は梅雨と秋の台風時にまとまって降ります。
それなのに、冬の間、1か月も2か月も雨がなくとも、川には水が流れていますね。
このことはどういう事でしょうか?
また第2に、日本の農地には、田んぼと畑がありますが、その違いはとても大きいという事です。

水田は水を張るので、日本のような斜面の多い山国では、まず山の斜面から木竹を除き、
土地を平らにし、あぜ道を築いて周りを囲み、水が逃げないようにしなければなりません。
また水田には水の取り入れ口と出口を作り、一つの水田の水の出口が、次の水田の入り口に
なる様に工夫していかなければなりません。

また当然、水源の確保のために、川をせき止めたり、水路を作って確保しなければなりません。
これは、多くの人々で協力しなければなりません。

そして、2000年以上も、同じ水田に子お米を作ってきた伝統は、世界でも驚くべきことだと思われます。

続きはまた次回に。
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