自然災害

自然災害

液状化

地震が発生すると、地下水位の高い砂地盤が地震の振動により液体状になる現象を「液状化」といいます。比重の大きい構造物が埋もれ、倒れたり、地中の比重の小さい下水道管などの構造物が浮き上がったりします。ゆるく堆積した砂地盤などは、地震により激しく揺られると、まるで液体のように一時的に柔らかくなってしまうのです。佐賀平野は、有明海に面して干拓地も多く、地下水位も1~2mと浅いため、佐賀市を中心に、液状化し易いことが解かっています。

鳥栖市、液状化の危険度はかなり低い

佐賀県の液状化危険度の想定によれば、鳥栖市の液状化に関しては、日向峠-小笠木峠断層帯における地震の場合に、鳥栖市西側部分で一部影響が出ます。それ以外の断層の活動においては、「液状化の危険度は、かなり低い」と想定されています。

佐賀平野、液状化の危険度は極めて高い

佐賀県の液状化危険度の想定によれば、佐賀平野北縁断層帯における地震の場合に、「液状化の危険度は極めて高い」と想定されています。佐賀市、小城市、神埼市、 吉野ヶ里町、上峰町、みやき町が該当します。

写真引用:佐賀県ホームページ

写真引用:佐賀県ホームページ

写真引用:佐賀県ホームページ

写真引用:佐賀県ホームページ

砂の液状化の発生から
終了までの過程

液状化前のゆる詰めの砂。

地震で揺らされた瞬間、水分が上昇し、全粒子が浮遊状態になる。

しばらくすると、下の方は液状化が終了する。上部では液状化が続いている。

全層に渡って液状化が終了し、砂は密に詰まる。

水が通常の水位まで下がると地盤面が、下がっている。

佐賀県地下水位

佐賀平野の地下水位は、とても浅く、海岸から山里にかけての平野部では、地面を1~2m掘削すると、水が出てきます。鹿島市、江北町、小石町、小城市、佐賀市、神崎市、吉野ヶ里町、上峰町、みやき町の平野部が該当します。鳥栖市の南部もの一部も該当します。

佐賀県微地形区分

佐賀平野の有明海に面したエリアは、干拓地が多く、三角州・海岸低地が広がり、山里付近は、扇状地となります。鳥栖市の南部は、佐賀平野とは地層が異なり、後背湿地です。

後背湿地とは、自然堤防よりやや低く,粘土,シルト,​泥炭など細粒物質から成る水はけの悪い低平地。三角州において自然堤防の後背地に形成される。

 

震源断層ごとの液状化危険度

佐賀県内では、液状化危険度判定の対象となる地域は面積にして約28%を占めています。佐賀平野北縁断層帯による地震では、液状化危険度が「極めて高い」及び「高い」となる地域が佐賀平野に広がっています。その面積は県内の9%弱(対象地域の約30%)に達します。

その他の断層による地震では、0.4%~1.5%。地域的にみると、平野の内陸部では、佐賀平野北縁断層帯の地震による揺れが大きいことと、地下浅部にN値の小さい砂層が分布することにより、液状化危険度が高く評価されています。

一方、埋立地や六角川流域は、全体にN値の小さい軟弱な地盤ですが、地下浅部から粘性土層主体の地盤になっているため、N値の小さい砂層が分布しないため、液状化危険度の評価は相対的に小さくなっています。

 

液状化危険度が高くなる面積が広い市町:震源断層ごと

震源断層 液状化危険度が「極めて高い」及び「高い」となる面積の割合
10%以上 10~2%
佐賀平野北縁断層帯 佐賀市、小城市、神埼市、 吉野ヶ里町、上峰町、みやき町、大町町 多久市、江北町、白石町
日向峠-小笠木峠断層帯 上峰町、みやき町 鳥栖市、神埼市、吉野ヶ里町、 基山町
城山南断層 唐津市
楠久断層 伊万里市
西葉断層 鹿島市、嬉野市、大町町、太良町

佐賀平野北縁断層帯-ケース3

佐賀平野北縁断層帯-ケース4

日向峠-小笠木峠断層帯

城山南断層

鳥栖市南部、河川氾濫すると5m以上の浸水

鳥栖市において、筑後川・宝満川・安良川の大雨による氾濫で増水し、堤防の決壊や堤防から水があふれた場合は、5m以上の浸水エリアが広範囲に渡り想定されています。

鳥栖市洪水・土砂災害ハザードマップは、筑後川・宝満川・安良川・大木川・秋光川・大刀洗川が大雨によって増水し、堤防の決壊や堤防から水があふれた場合を想定した浸水する範囲や水深、及び、土砂災害警戒区域(土砂災害のおそれがある区域)などを示したものです。また、情報面には、洪水災害に関する基礎知識や情報収集の方法、災害への備えや災害発生時の心得などの情報を載せています。

洪水浸水想定区域

国・県より作成された、想定しうる最大規模の降雨に伴う洪水により、河川が氾濫した場合の「浸水する範囲(浸水域)」と「浸水の深さ(浸水深)」をシュミレーションにより予測したものです。

●筑後川宝満川(国土交通省H29作成):荒瀬上流域の48時間総雨量810mm
●安良川(佐賀県H31作成):安良川流域の6時間総雨量618mm
●大木川(佐賀県H31作成):大木川流域の6時間総雨量624mmm
●秋光川(佐賀県H31作成):秋光川流域の6時間総雨量621mm
●宝満川(福岡県H28作成):宝満川流域の24時間総雨量926mm
●大刀洗川(福岡県H30作成):大刀洗川流域の24時間総雨量1,055mm
※ハザードマップには、各河川の洪水浸水想定区域を重ね合わせ、それぞれの地点で一番浸水の深いものを表示しています。

家屋倒壊等氾濫想定区域

想定しうる最大規模の降雨におけるシミュレーション結果をもとに、「家屋倒壊等をもたらすような氾濫の発生が想定される区域」を示したものです。
「氾濫流」による家屋倒壊等:提防決壊に伴う激しい流れによる木造家屋の流失、倒壊を想定しています。
「河岸の侵食」による家屋倒壊等:洪水流による河岸侵食に伴う木造家屋の流失を想定しています。

浸水実績

近年の大雨で、道路が冠水した箇所ゃ浸水したことがある区域を示しています。

土砂災害警戒区域・特別警戒区域

佐賀県が平成30年12月までに告示した、急傾斜地の崩壊、土石流の土砂災害警戒区域特別警戒区域を示しています。