設計の小林です。
本日から12月。最近、だんだんと寒くなってきましたね。
窓からの温かい光がありがたいですね。

でも、南面の窓は、夏場は暑すぎることになってしまうのでしょうか？
太陽からの1日の日射量（終日日射量）を1年を通じて、屋根面（水平面）と、東西南の壁面で比較してみます。

太陽の南中高度が高い夏至の日射量は、水平面が一番多く、次に東西面、そして南面の順です。
夏場は学校の教室など、窓が東向きの教室の午前中や、西向きの午後はとても暑くて、授業効率がとても悪いらしいです。

一方、南中高度が低い冬至では、南面が最も多く、水平面、東西面の順番です。
ちなみに春分・秋分では、水平面が最大で、南面、東西面の順番です。
以上のことからも、南に面した窓は、冬場には温かい光が差し込み、
夏場には、直射日光があまりはいってこないので、とてもありがたい開口部という事になりますね。

皆さん、寒くなってきましたので、風邪やインフルには、お気をつけくださいね！