設計の小林です。
私が設計事務所をしていた時に、最初に設計した家です。
南側を雁行配置としています。
南面がまっすぐではなくて、鳥の雁が飛んで行くときのように、
ガクガクと90°に折れ曲がりながら斜めに出っ張る配置です。
日本建築では桂離宮が有名ですね。
雁行配置は、斜めから見ると、隣りの部屋の外観が見れます。
こちらの御宅は、おばあさんとの同居住宅だったので、
居間から、外部を通してもおばあさんの雰囲気が、窓を通して感じられます。
また、ウッドデッキを連続して廻していますので、内部と外部が連続し、
また外部同士が連続しるので、部屋同士の連続間、一体感、が強く感じられます。
それぞれの窓を開けると、斜めの視線では、内部、外部、内部、外部が、連続して見えて、
とても開放的な空間が感じられます。
次回は、内部空間をご紹介します。