木の空間の魅力の秘密 その1

木の空間の魅力の秘密 その1

木の空間の魅力の秘密 その1

2019年06月30日
テーマ
雑学

小林です。
今年もちょうど半分が過ぎましたね。

本日は、木の空間の魅力の秘密について、林野庁のデータをもとに、
その一部分をまとめてみましたので、描かせていただきます。

まずは、『健康で長生きできる』秘密について。
1. 『健康でいられる木の空間』
以前の老人ホームの調査で、施設に木材が多く使われている場合の方が、インフルエンザや骨折、不眠などの発生が低いという結果が出ました。

2. 『人も木に囲まれて生活すれば長生きできる』
マウスの実験で、木製の飼育箱の方が、金属やコンクリートの飼育箱よりも、体重の変化が少なく、生存率が高いという結果が出ました。

3. 『MRSAも寄せ付けない木の成分』
抗生物質の効かない細菌(MRSA)やO-157などの細菌に対して、木などの木の精油に強い殺菌作用があることが確かめられています。

4. 『リラックスできる空間』
森林浴などで有名な成分フィトンチッドを使った実験でも、血圧が下がり、脈拍も落ち着く実験結果がでています。

5. 『ぜん息やアレルギー性皮膚炎などにも効果のある空間に一役買います』
アレルギー皮膚炎などの原因の一つにダニがありますが、
床をカーペットからナラ材などの木材に変えると、ダニが減少したという結果があります。
木材の調質作用により、乾燥したことや、木の香りには、ダニを寄せ付けない効果もあります。

次に、『快適に感じる木の環境』について。
6. 『あたたかみを感じる素材』
温度や熱の伝わりにくい木材は、直接足や手が触れる場所に使えば、快適性も向上します。

7. 『光には有害なものと、そうでないものがあります』
木材は、波長の短い光である紫外線(私たちの身体に悪い影響を与えることがあります)を良く吸収する一方、
『温かみ』を感じさせる波長の長い光・赤外線を反射し、まぶしさを抑えます。
このため木の空間には心地よさを感じて、人が集まり、憩いの空間となります。

8. 『心地よく聞こえる音にコントロールしてくれます』
木材は音を適度に吸収して、心地よく感じる音の範囲に調節してくれます。
木材を使った部屋は音がいつまでも響かず適度に反射するので、音が聞きやすいといわれています。

9. 『いざという時の衝撃をやわらげる木材』
転んだ時、頭が地面から受ける瞬間最大衝撃は、200kgf以上となり、お相撲さんの体重以上、ピアノの重量以上といわれています。
床が木だと助かる場合がありそうです。

10. 『日本の気候を考えると、夏涼しく冬温かい住宅が理想です。
木材の持つ断熱性と調湿性をうまく使うことが、快適空間の実現につながります』
木造住宅は、(コンクリート造と比べても)外気温と比較した時、夏涼しく冬温かいという事になります。
また、私たちが感じる暑さや寒さは温度だけではありません。
湿度も体感温度に影響しています。
その湿度を適度に調節する木材の調湿性も、毎日を快適に過ごすには欠かせません。

以上、木材の秘密その1でした。

またいつか、木材の『脱臭作用』など、私の体験を通した続編を書かせていただきます。

これから暑くなりますので、皆様、熱中症など気を付けてくださいね!

ブログ一覧へ戻る
同じテーマの記事