『貫と筋交いは共存すれば、お互いに補強できる』 その1

『貫と筋交いは共存すれば、お互いに補強できる』 その1

『貫と筋交いは共存すれば、お互いに補強できる』 その1

2021年02月14日
テーマ
雑学

設計の小林です。
昨夜は東北の地震大変だったですね。
まだまだ余震も続くかもしれません。
コロナの時に避難等大変だと思いますが、どうかお気を付けください。

本日は棟上げの写真のご紹介の予定でしたが、
今後、私の木造の構造的に関した考えを主に書いていきたいと思います。

私の持論では、耐力壁(地震や台風の水平力に対応する構造要素)は一般に筋交いが主流ですが、
もう一方の伝統的な『貫』は、筋交いとは考え方や構造モデル及び地震時の揺れ方が全く違い、
それぞれ相反するものと考えられていました。

しかし、私の考えは全く逆で、双方を共存させて設ければ、お互いの欠点を補強しあい、
(他の、コストが高額になる方法などは別として)より剛性が強く、力が全体に流れ、
そして最終的にも粘り強い、長持ちしてくれる構造が実現すると考え、以前設計にとりいれていました。

また次回、それぞれの利点・欠点や共存させたときのメリット等
詳しく書かせていただこうと思っております。

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