木材の成長と年輪について

木材の成長と年輪について

木材の成長と年輪について

2021年03月28日
テーマ
雑学

設計の小林です。
季節も日々はるめいてきましたね。
木材の成長もこの季節から成長が早まり、秋から冬にかけてゆっくりになります。
これらの季節に成長した部分を、それぞれ、春材(早材、春目)と秋材(晩材、秋目)等と呼んでいます。
それらの材が交互にできるため、木材には『年輪』として見られます。

年輪があるのは、日本の様に季節の変化があって、細胞の育ち方が、一年を通じて違っている地方に限られるそうです。
例えば熱帯地方の木材には年輪がみられないようです。

これからの成長する春材は、細胞分裂が盛んで、枝葉が茂って幹も育ちます。
秋材と比較すると、目幅が広く、色も淡くなります。
細胞が大きくて、粗く、比重も軽くて、柔らかい部分となります。

一方で秋材は、細胞分裂が抑えられるため、目幅が狭く色が濃くなります。
この部分が、一般には『年輪』として認識されている部分だと思われます。

世の中はまだいろいろ大変でしょうが、春は確実にやってきます! 

年輪.jpg

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