暮らしの中の仏教まめ知識  第25回 『銀杏(イチョウ・ギンナン)』

暮らしの中の仏教まめ知識  第25回 『銀杏(イチョウ・ギンナン)』

暮らしの中の仏教まめ知識 第25回 『銀杏(イチョウ・ギンナン)』

2022年12月18日
テーマ
暮らしの中の仏教まめ知識

 

銀杏は『イチョウ』とも『ギンナン』とも読むことができます。
一般的には『イチョウ』は植物名を、『ギンナン』は種子をさします。

この時期黄金に輝く銀杏は全国の寺社仏閣・街路樹などに見られ、まさに秋の風物詩となっています。
このように銀杏は全国各地で身近に見られるため日本特有のものと思われがちですが、
実は中国から仏教の伝来とともに導入されたという事が定説となっています。(諸説あり)

銀杏は丈夫な樹木で病害虫が少なく強健です。
強く剪定(せんてい)しても問題なく芽吹く生命力があります。
銀杏の株元からは種が発芽し新しい芽がどんどん出てきます。
その生命力の強さは、訪れる人を感動させ、あちらこちらのパワースポットにもなっているようです。

そして銀杏は建材としても優れていて、材料も均一でやわらかく加工性に優れて歪みが出にくいので、
柱や建具・家具として利用されています。
私の自坊である本照寺でも、現在の本堂正面の階段や高欄(こうらん)・濡縁(ぬれえん)などは、
かつて境内に生えていた銀杏を活用しています。(余った部材は、「まな板」として皆様にお配りいたしました。)

また、銀杏という木は水分を豊富に含んでいることが知られています。
すなわち燃えにくい樹木ということです。
紅葉・落葉し完全に乾いているように見えていても燃やそうとすると白い煙を発生させます。
多くの寺社仏閣に銀杏があるのは、燃えにくい樹木を敷地内に植えることで、
建物に火災が発生しない願いが掛けられているのです。

京都の西本願寺にある樹齢400年以上の天然記念物の大銀杏は「逆さ銀杏」と呼ばれ、
本願寺の火災の時に水が噴き出して火を消したという伝説があります。

参考 『稲沢市』HP、『円龍寺かっけいブログ』HP、『AERA dot.』HP、『しゅんきゅう青果店』HP

照寺住職  木村 映之
住所 佐賀県鳥栖市本町1886 電話 0942824461
○浄土真宗東本願寺派 (ずい)雲山(うんざん)来迎院(らいごういん) 本照寺(ほんしょうじ)
※どなたでも参加できる行事… ボイストレーニング教室、ヨガ教室、坐禅会、寺子屋(小学生)、             オカリナを楽しむ会、木曜会(いすヨガ・法話・茶話会)
※新納骨堂…加入者募集中。


 

 

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