柳川の雁行配置の家 2

柳川の雁行配置の家 2

柳川の雁行配置の家 2

2020年07月12日
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設計の小林です。

今回の大雨にて被害をうけられた皆様、心よりお見舞いを申し上げます。
予報では、まだ雨が続きそうです。
どうか皆様がご無事でありますように、祈っております。

本日は前回の続きで、柳川の御宅の内部空間の写真を掲載させていただきました。
一部2階が載っておりますが、平屋部分は、登り張りの勾配天井としています。
また、1尺角や8寸角の大黒柱を何本か建て、
大きな樹の下で、家族が集まって住む空間をイメージして作りました。

床、壁、天井に無塗装の無垢の板を多用しておりますので、
木の調湿作用や脱臭作用、そして、温かい雰囲気の空間となっており、
梅雨の時期でも快適だそうです。

また同時に、連続した空間の一体感を出すために、
障子を壁の内側に引き込むための鴨居を通し、
高い空間の中に、低い水平線を連続させて、
重心を低く感じさせています。

外部建具も戸袋に引き込みで、全部開放すれば、
外部のウッドデッキと連続して、開放的に感じられます。

内部同士でも、和室の襖はもちろん、上部の欄間障子も引き込むことで、
使い方によっては一体感を感じて繋げて使えます。
また、カーテンの部分も、レールを鴨居の溝に埋め込み、鴨居の連続製に一役買っています。

以下は、また次回に続きます。

皆様どうかご無事であられますように!

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